気象メモ 〜愛媛の天気とことわざ〜

気象予測の進歩はめざましく便利になりましたが、気まぐれな「
空の気分」を読むことの楽しさを忘れていませんか。感性豊かな先人の知恵である「天気のことわざ」を気象メモとして、徒然なるままに検証しまとめてみました。日々の暮らしの中で季節感を取り戻しましょう!
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【春】石鎚おろしの当たらぬ所は着物一枚ちがう

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 ”おろし”は、本来冷たくなった風が、その重みで下降してゆく風のことです。

 まだ石鎚山に残雪のある時期は、山の方から吹いてくる風はかなり冷たく、道後平野では重信川を境によくこのようなことが言われたようです。

 下記の画像は、JR伊予西条駅付近から見た石鎚山です。

 石鎚山は1982mで、西日本最高峰。

 西条市など石鎚山からの”おろし”の風が吹くところは、寒そうですね。

 

JR西条駅付近から見た12月の石鎚山

| 18:40 | comments(0) | - |
【春】煙が西になびくと雨

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 一般に、天気は西から東に移っていき、これを天気東漸の理と言います。煙が西になびくのは、西の方に低気圧があって東の風が吹いているわけで、やがて低気圧が東に移動してくると雨になります。

 天気図のない時代に、昔の人は天気の移り変わりをよく理解していますね。

 

180417煙が西へ

| 07:10 | comments(0) | - |
【春】煙が直立すれば雨となる

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 これは、あぜ焼きやかまどの煙の立ち具合から明日の天気を予想したことわざの一つです。野良焼きの煙が東にたなびけば晴れ、西になびけば雨というのが一般的です。高気圧の圏内か、気圧の谷や低気圧が接近しているかを見極めたものでしょう。

 今朝ほど、あらしやま山荘から見える山に煙が立つと、夕方になって雨が降り始めました。

 この煙はミカンを剪定した枝を焼いているんでしょうけど、環境的には感心しませんねぇ。

 

180417山の煙

| 20:00 | comments(0) | - |
【春】霜日和三日なし

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 移動性高気圧におおわれて晴天が続くと、空気が乾燥して夜間の放射冷却が盛んになり、明け方に霜が降ります。このような天気は八十八夜までよくありますが、春の天気変化の周期性からみると三日も続くことは少ないようです。

 下記の天気図は先週後半からの天気図です。先週末は寒の戻りとなりましたが、日曜日から回復し月曜日に霜注意報と乾燥注意報が出ました。それは火曜日までで今日は天気が崩れました。

 ”霜日和三日なし”とは、よく言ったものです。

 春の天気の周期性を端的に表現しています。

 

【霜注意報前後のあらし山の天気】

180409霜注意報

| 13:37 | comments(0) | - |
【春】まぜの”しわ吹き”こちとなる

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 愛媛県南予地方の沿岸部では、東シナ海付近から低気圧が近づくと、南寄りの風(まぜ)が長い時間吹くことがあります。このことを”しわ吹き”といい、やがて東寄りの風(こち)に変わり、低気圧も四国南岸に近づいて雨となってきます。

 この日も朝から南風が吹き、やがて東風に変わり、雨となりました。

 ”しわ吹き”というのは、面白い表現ですね。

 

180319天気図

| 11:29 | comments(0) | - |
【春】春ばえ七日 みの持つな

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 春の晴天は、移動性高気圧が四国の太平洋側を東にゆっくり進む時です。

 このような高気圧が東西に帯状になってやってくる時は「帯状高気圧」と言って晴天が続きます。

 ”春ばえ”は、このような気圧配置の時の暖かい南風(はえ)のことです。

 蓑(みの)は、昔の人が雨を防ぐためにワラを編んで作った雨具で、衣服の上からまとう外衣のようなものです。

 今流に言えば、レインコートや雨合羽のようなものでしょうか。

 帯状高気圧の圏内に入ると、晴天が長く続くので雨具は必要ないという意味です。

 それにしても、今年は桜が開花してから晴天が3月一杯続くようです。

 天気図では帯状高気圧の圏内にスッポリ入っていますので、7日は晴天が続き桜が堪能できそうですね。

 

180326天気図

| 12:00 | comments(0) | - |
【春】三月の桜まじ 雨になる

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 松山地方気象台から19日に松山市で桜が開花したと発表され、宇和島市では16日にソメイヨシノの開花宣言がありました。

 我が あらし山でも19日にサメイヨシノが開花しました。

 「桜まじ」とは、桜の咲くころに吹く南東風のことを言います。

 四国の南岸沿い、高知県の土佐湾付近に低気圧が近づいてくると吹く風で、この風からやがてやってくる低気圧の雨を予想しました。これから桜前線の動きとともに、警戒しなければいけない春の嵐のことです。

 

180319天気図

| 10:56 | comments(0) | - |
【春】彼岸のうちは片苦しい

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 今年の彼岸の入りは3月18日(日)3月21日(水)が彼岸の中日で一般に”彼岸”と言われ、3月24日(土)が彼岸明けとなる。

 彼岸の頃は春の暖気団が入り込み、冬の寒気団とのせめぎあいの最中であり、曇りがちの日が多いとの意味で使われる。

 また「彼岸くすぶり」とも言われる。

 この時期は季節の変わり目で菜種の花が見ごろとなり「菜種梅雨」の季節でもある。

 このために彼岸の頃は、野菜の種を蒔き苗を植え、農作業が始まる時期でもある。

 年によって冬から春への気圧配置が順調に進むときは穏やかで晴れる彼岸となるが、どうやら今年はことわざ通りに進むらしい。

 

【平成30年春の彼岸の天候予想】

2018higan

| 09:48 | comments(0) | - |
春の嵐 --春はライオンのように--

 英語のことわざに「3月はライオンのようにやって来て、子羊のように去る」(March comes in like a lion,goesout like a lamp)というのがあります。春が強風の季節になるのは中緯度の共通現象らしく、ライオンの如く”吹き荒れた嵐”の後は、子羊のような”うららかな天気”となるという意味です。

 2月28日から3月1日にかけて、日本海を低気圧が東に進み「春の嵐」となりました。

 この時、四国地方に「春一番」が吹いたと気象台から発表がありました。

「春一番」とは立春以降の南からの最初の強風で、「あらし山」では基準となる風速ではなかったものの一転して西風になると約9m/Sの強風が吹きました。

 「あらし山」と称するミカン山は、愛媛から九州に向けて細長く突き出ている佐田岬半島の付け根にあります。

 この時期、低気圧が日本海を通ると南から暖かい風が吹き、最初の強風が春一番、続いて二番、三番の強風が吹く。

 この低気圧がさらに東に進むと気圧配置は一時的に西高東低の冬型に戻り、北よりの風が吹いてきます。

 そして翌日は高気圧に覆われてうららかな晴天となります。

 3月はこの繰り返しです。 

 春の嵐の最初の強風が「春一番」、二番目は桜の「花起こし」の風となり、三番目は「花散らし」の風となります。

 今年の桜の開花は、いつもより少し早いようてすが、お手柔らかに願いたいものですね。

 

【「春一番」前後のあらし山の気象】

180222春一番

【あらし山の強風】

180301春の強風

| 07:59 | comments(0) | - |

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