気象メモ 〜愛媛の天気とことわざ〜

気象予測の進歩はめざましく便利になりましたが、気まぐれな「
空の気分」を読むことの楽しさを忘れていませんか。感性豊かな先人の知恵である「天気のことわざ」を気象メモとして、徒然なるままに検証しまとめてみました。日々の暮らしの中で季節感を取り戻しましょう!
<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
【夏】瀬戸の夕なぎ

JUGEMテーマ:天気

 瀬戸内海を中にはさんで中国四国の山脈が東西に走る地形は、海陸風の発達する典型的な場所です。海陸風の交代が朝と夕方の1日2回明瞭に現われ、この夕方の交代時の無風状態は風に涼を求める人々を”うんざり”させます。

【双海の海岸】

夏の双海の海岸

| 08:10 | comments(0) | - |
【夏】夏の海鳴りは台風接近の兆し

JUGEMテーマ:天気

 台風は赤道のやや北寄りの海上で発生して北上してきます。

 この台風の発達段階で発生した「うねり」は、いち早く南岸に達して海鳴りをおこします。

 この海鳴りを聞いて、南の海上に台風の発生を知り警戒しました。

 

台風襲来

| 09:17 | comments(0) | - |
【夏】二八(にっぱち)月の"じびきた”

JUGEMテーマ:天気

 8月は、夏の季節風として南西の風が吹くのが普通です。

 「じびきた」すなわち北風が吹くのは珍しく、何か変わったことがあるぞと警戒したことわざです。

 南の海上に台風が発生して吹く強い北風は、特に警戒されました。

 二八の”は、慣熟語で特に意味はありません

【ダブル台風の日本接近】

2018台風19号&20号

| 09:21 | comments(0) | - |
【夏】空の紺碧、露の兆し

JUGEMテーマ:天気

 夏の夕方、空を見上げると、よく晴れた空の色が明るい青空から紺碧の色に移り変わっていきます。これは大気の上層に冷たい空気が流れ込んでいるためで、この寒気は夜の間に沈降して地上付近の空気を冷却飽和し、水蒸気が凝結して「露」となります。

 

【あらし山の夏の夕方】

夏の夕方紺碧の空

| 14:22 | comments(0) | - |
【夏】東の雷は音ばかり、西の雷は必ず落ちる

JUGEMテーマ:天気

 雷雲が発生して発雷するまでに発達する位置が東の方であれば、もうこの雷は遠ざかって音しか聞こえない。それが、西の方の位置であれば、この雷はだんだん近づいて、やがて頭上付近にやってきて落雷もあることを言ったものです。

 

| 13:42 | comments(0) | - |
【夏】夕立は馬の背を分ける

JUGEMテーマ:天気

 「夏の夕立あぜ一重(ひとえ)」とも言われ、雷雨の現象は他の気象現象に比べて局所的で狭い範囲で起こります。大きな現象では超長波とかロスビー波のように1万km以上に及ぶ広範囲のものがありますが、突風や雷雨などは10km以下の小規模のものです。

 ちょうど12日の午後3時半頃、南の方向が曇ってきて、いきなり大粒な雨が降り雷鳴がしました。

 南海上の台風の影響もあり、あっというまの出来事でした。

 

【8月12日15時30分頃の夕立ち(あらし山)】

18081215夏の夕立

| 12:00 | comments(0) | - |
【夏】簾(すだれ)が動けば浜は風

JUGEMテーマ:天気

 松山の市内で夏の簾(すだれ)が風に動くようだと、高浜や三津浜の海岸部では風が強くて、小さな伝馬船などでは興居島に渡れないと言われたものです。これは松山の旧市内に言われていたもので、正岡子規の時代を彷彿とさせる諺(ことわざ)ですね。

 海陸風の最盛時と夏の季節風が、ちょうど重なる午後3時頃が風が一番強いようです。

 俳句の町、松山ならではの天気俚諺です。

 

簾の風景

| 17:57 | comments(0) | - |
【夏】朝虹はその日の雨、夕日に虹は明日の晴れ

JUGEMテーマ:天気

 天気は西から次第に東に移動していきます。

 これを「天気東漸の理」といいます。

 西空に見える雨は、まもなくやってきてその日は雨となります。

 逆に、東空に見える雨はすでに通り過ぎた雨で、あとは次第に晴れてくるということを言ったものです。

 この画像は、この7月30日に東温市で撮影されたものです。

 迷走した台風12号の影響下で、大気が不安定な状態だったようです。

 東温市の牧秀宣さんに提供していただきました。

 

【東温市の朝虹(牧秀宣さん撮影)】

朝虹(牧さん撮影)

| 17:22 | comments(0) | - |
【夏】たつみの風は念を入れ

JUGEMテーマ:天気

 夏台風が九州南部に付近にからゆっくり北上する時に、四国地方に吹く南東の風のことです。この風は、台風が日本海に出るまで吹き続けますが、秋台風のように転向点から急速に進行する台風と違って、真北に進む夏台風は特に進行速度が遅いようです。

 この台風12号は迷走する夏台風でも異例の台風で、三重県に上陸した後に瀬戸内海を西進し九州の西を回り込んで、九州の南に位置しています。そこから豊後水道をにらんでいるわけですが、この台風から南東の風が吹き込んでいます。これから台風は西に進み中国大陸に進むようですが、通常、夏台風がこの位置にくるとゆっくりと北上し風雨が長く続くことを昔の人は知っていたんですね。

【7月31日の台風12号の気流】

台風12号の気流

【7月31日のあらし山の時系列予報】

180731時系列予報(あしら山)

| 10:01 | comments(0) | - |
【夏】六月土曜風がない

JUGEMテーマ:天気

 今でいう7月20日頃の土曜の入りから立秋までは、1年中で”最も暑い季節”です。この時期は、夏の太平洋高気圧も勢力を増し、日本列島がこの圏内にスッポリと入って、陸海とも風穏やかで「酷暑」が続きます。

 この7日23日は、埼玉県熊谷市で41.1℃を記録し、国内最高気温を5年ぶりに更新しました。今は”熱中症”と言われていますが、子供の頃は”日射病”と呼ばれ、昔の人は”熱気(あつけ)が入る”とか”熱気(あつけ)に障る”などと警戒しました。子供の頃は、日中は外に出るなと言われたものです。お昼寝をしたり、夏休みの宿題をしたり、涼しくなって出かけるように注意されたものです。

【国内最高気温更新の天気図】

2018酷暑天気図

| 11:01 | comments(0) | - |

(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.